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嵐中心のブログです。 たまにアニ話、小説もupします。
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Happy Birthday 誰でしょう?
今日は誰の誕生日でしょう?
はい、そこの君!
・・・・・・。
そう!隼人の誕生日だ!!!
ん?いつもは獄寺って言うけど、小説で隼人言いまくってたからなんとなく隼人。


では、いつもの様にお約束事項的なもの。

・駄文が嫌い
・長文嫌い
・バカの書く、意味不な中身のない小説は嫌い
・凪の書く小説なんかクソくらえ
・凪に意識はありません。
 ですが、敏感な方はBLと感じるかもしれない所があります。
 BLなんか嫌いや!!!

はい、上のが一つでも当てはまった方は読まないことをオススメします。

おkな方は心をひろーっくして”あの頃の俺へ”をクリックしてください。
**********************************************************************************************
「ここはこの音よ。」

あの頃に戻れたなら―――――。




あの頃の俺へ




思い出すきっかけなんていつも突然訪れる。
今日だってそう。
一度思い出の渦にはまってしまうとなかなか抜け出せない。
無理して押し込めるのも面倒だから、その渦が収まるのを待つことにした。
そうやって待っているとその渦の奥の方にあの人はいた―――。

「ここはこの音よ。」
「? お姉さん、誰?」
「私は・・・・・ただのお姉さんよ。」
「ふぅ~ん。」
「ピアノ、好き?」
「うん! 大好きだよ。」
「そう。ピアノに適した、とてもいい手ね。」


いきなり自分の前に現れた、ピアノ好きのお姉さん。
この頃の俺はまさかその人が自分の母さんだとは思ってもいなかった。
でも、初めて会ったとき、なにかを感じた。
それがどういうものだったのか、あの頃の俺には気づく事は出来なかった。




母さんと会って6回目の事。
いつもの様にピアノを弾きながら遊んでいた時だった。
母さんは思い出したように俺に言った。

「そうだ、今度は隼人のお誕生日の近くに来れる事になったの。
 だからなにかほしい物はない?」

とてもやさしい言葉。
普通の子ならすごく喜ぶであろう言葉。
だが、この時の俺は普通とは違った。

「んー、お父さんが買ってくれるからいいや。」


あまりにも酷い言葉。
この時母さんはいったいどんなことを思ったんだろう。
俺の・・・たった一人の息子からのこの言葉をどう受け取ったのだろう。

そして母さんはこの日以降、一度も俺の前に姿を現さなくなった―――。





「・・・と・・・・・・・隼人!起きなさい!!!」
「ん・・・・。」

何時の間に眠ってしまったのか、気がつけば目の前に姉貴が立っていた。
少々ご立腹気味の姉貴はまだ眠そうな俺に向って
「SISTEMA  C.A.I. は理解したのね、隼人。」
っと問いかけてきた。
「あぁ。」
俺はそれに小さく答える。
すると姉貴は自分の手にしていた紙袋を俺のほうに差し出した。

「んだよ、これ。」
「お父様からよ。」
「!」

修行の最初に言っていた親父から俺へ渡したい物。
受け取る気は無かったのに、自然と手が伸びていた。
姉貴から紙袋を受け取るとゆっくりとその中を見た。
するとそこには焦げた小包が1つと手紙が入っていた。
姉貴のほうを向くと
「その中のものを開けてみなさい。」
っと、俺に小包を開けることをうながした。
俺はしぶしぶ小包にに手を伸ばし、雑にその表面を破いた。

「っ!」

破かれ、姿を現したもの、それは一組の手袋だった。
手の甲の部分には”H”の文字がある。

「これは・・・・・・?」

目の奥が熱くなるのがわかった。
そんな俺を見ながら「何も言わなくていいなから聞きなさい。」と前置きをして姉貴が語りだした。


「それは隼人のお母様が隼人の誕生日にと持ってきたものよ。
 隼人の母親はそれを持ってくる途中・・・隼人に会いに来る途中にお父様に殺された。
 そしてお父様とシャマルがその現場に出向いたの。本当に死んでるか確かめるためにね。
 そこでお父様たちが目にしたのは何かを庇うように座席に座ったまま前かがみになって黒くなってしまった隼人のお母様だった。
 しかし、お父様たちはなぜこのような体勢で亡くなったのか気になってしまった。
 だから隼人のお母様を車から降ろしたの。
 すると隼人のお母様は手に何かを大事そうに抱えていた。
 それが今隼人の持っているそれ。
 お父様はどうでもいい物だと捨てようとしたわ。
 でも、シャマルが必死になってそれを止めた。
 それでお父様はしぶしぶその小包を取っておく事にしたの。
 手紙はシャマルが見つけて私に預けてくれたものよ。」

長い語りを終え、フーっと息を吐く姉貴。
そんな姉貴を横に、俺は一つの疑問で頭が一杯になっていた。
その疑問とは
「それをなんで俺に?10年後の俺に渡すべきなんじゃないのか?」
だってそうじゃないか。
10年後の親父が俺にと預けたのだったら、それは10年後の俺に届けて欲しいはず。
なのになぜ、10年後から来た俺に渡すんだ。

「10年後の隼人が望んだのよ。」
「10年後の・・・・俺が!?」

そうして返ってきたのは答えは予想もしていなかった答えだった。
10年後の俺はなんで俺にこれを・・・・?


「そう。じゃあ、私は行くわよ。」
「ちょ・・・待て!!!」

静止する俺の声も聞かずに姉貴はスタスタ出て行ってしまった。
どうするか悩み、手紙を読むことにした。


カサッ

ゆっくりと手紙を開く。
そこには初めて見る母さんの文字が綺麗に並んでいた。
その綺麗に並んだ文字をゆっくりと目で追っていく。
そこには母さんの俺に対する気持ちがたくさんつづられていた。


ガチャ

「獄寺、ここにいたのか?」
「! 野球バカ!!!」

突然だった。
手紙に夢中になっていて、まったく気がつかなかった。

「ん? 獄寺どうした?」
「はぁ?なにがだよ。」

主語の抜けた質問に質問で返す。
すると山本は頭の上に疑問符を浮かべながら言った。

「なにがってお前・・・泣いてんじゃん。」
「はぁ~?俺がいつ泣いたって・・・・!」

気がつかなかった。
気がつかないうちに自分の目から涙が流れていた。
なんに対しての涙かも分からずに、指摘されてもなお、ポロポロと涙は流れ続けた。

「な・・・・なんで・・・・・。」

それに気づくと同時に声は涙声に変わってゆく。
山本なんかの前で、こんな弱味を握らすようなことしたくなかったが、どうしても止まらなかった。

「み・・・・見んな・・・・・・・・・。」

必死の声も涙声になってしまう。
情けなくて情けなくてしかたなかった。
止めたいのに、涙が止まらない。

そんな俺をどう見たのか、山本はいきなり抱きついてきた。

「な・・・・・・山本っ!!??」

俺の声など聞かずに、さらにギューっと抱きしめてくる。」
抵抗してみたが悔しい事にビクともしない。

「なにしてんだ山本!放せ!!!!!」
「いやだ。」
「んで・・・・放せよ・・・・・・。」

自分でもだんだん弱気になっていくのが分かった。
それだけ山本の言葉は強かった。


「泣けよ、思いっきり。」
「はぁ?」

しばらく・・・といっても少しの沈黙の後、山本がポツリと呟いた。
山本はさらに続けた。

「思いっきり泣いたらさ、すっきりするぜ。」
「なんで俺が・・・・」
「気持ち溜め込むのはよくねぇーよ。大丈夫、ツナには黙っとくからさ。」
「っ!」

俺の奥底にあったなにかが浮かんでくる。
山本の言葉に心が動かされたっというのは癪だった。
でも、もう沈めるのは無理だろうと察した俺は、今日だけ・・・今日だけは素直になることにした。
山本の前というのはいやだったが・・・。

「母さん・・・・・・母さぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!」



そうやって全ての気持ちを吐き出す間、山本はずっと強く抱きしめてくれていた。
その温もりは、子どもの頃に手と手が触れ合っただけだが良く覚えてる、母さんの温もりによく似ていた。


*****************************************************************************************************
はい、終わりです。
長文&駄文で誠にすいません。
ここまで読んでくださって誠にありがとうございました。
本当はこの後、獄寺くんがお母さんに手紙を書いて終るんですがね。
そこは皆さんでご自由にお考え下さい。
あと、獄寺のお母さんの手紙も同上で。

次は璃梨のリクを頑張ります。
ではでは~。
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無題

移転したんでお知らせに来ましたぜ^^
なんとあこがれFC2!!
リンクの張替えお願いするね^^

小説途中だったけど読んだよww
獄寺ぁぁぁぁぁぁ!!って感じだった!(え
お父さんが買ってくれるからいいや、とかすげぇ!って思った!
つづき楽しみにしてるね^^
ではでは^^
Re:無題

なんだか移転が多いですな。
はい、張替えいたしましたよ~。
FC2ってそんなにいいんですかね?
莢がHPの時使いにくかったって言ってたからさ。
う~ん、どうなんですか?

小説、全部うp完了いたしましたゼ☆
最後の方まじでグダグダやったけど・・・・。

うん、お父さんボスだからぁ~、色々買ってくれるのさ^^
みたいな設定。
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櫻井 雅
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
読書
自己紹介:
どうも、櫻井雅です。
嵐、復活を中心に
愛を叫んでおりますwww
(3次元と2次元が混ざっとるぞ!)
ちまみに復活はマンガのほうのみです。アニメははっきり言いますと
あまり好きじゃありません・・・。


☆好きな歌手☆
・嵐(とくに櫻葉・ピノコンビ好きぃです)
・WaT(というか小池徹平)

☆好きなアニメ(マンガ)☆
・リボーン
・君と僕。
・紅心王子
・しゅごキャラ
・夢水清志郎事件ノート
・さくら前線
・ラブ☆コン
・黒執事
・鋼の錬金術師
 ↑再び放映決定!
 (再放送ではありません)
・今日からマ王
・アリソン

★好きな小説★
・キノの旅
・僕は王様シリーズ
・今日からマ王


こんな感じの雅ですが、
よろしくお願いしますm(_ _)m
(09.04.04更新)
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