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嵐中心のブログです。 たまにアニ話、小説もupします。
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素敵なプレゼント
莢から1000HITお祝いの小説をいただいてまいりました! (莢のサイトへはリンクの『遥相論理学』からいけます) まじでやばいっス。 感動しすぎて目から涙、鼻から血が・・・←変態がいる! とにかくすごいの! さすが莢なの!!!!!! ↑感動しすぎて莢様の様がなぜか抜けてた・・・ えっと、てな感じで続きに貰い物です。 内容は徹平夢です。 名前は凪の本名でしたがカタカタと名前だけ打ち直させていただきました。 本名はやっぱり伏せた方がいいかなぁって。 ではでは~続きへぇ~ 莢様、ほんとうにありがとー^^ ******************************************************************************************
いつだって、きっと信じることができるから。 ありがとうって、今日も言うから。 だからね、離れていかないで。 初めて出会ったのは、都会にしては小さな公園。 お互いまだちっちゃくて。 きっと彼はその時の事なんて覚えてないだろうけど。 大丈夫、私が覚えてる。 大丈夫、あの時の指輪が覚えてる。 この指輪が、あの時の私たちを繋げてるんだ。 当時、10歳未満だった私達は小さな小さな公園で、出会った。 『お前、何してん?』 顔を上げて視界に入ったのはぶっきらぼうな大阪弁の男の子だった。 きらきらと光るクロスのネックレスが印象的で、その子の家が少なからずお金持ちであることを語っていた。 そんな彼に、私は泣きながら答えた。 『お気に入りのっ…ゆびわ、なくしたの』 あの頃、きっと簡単に手に入ったであろうおもちゃの指輪が宝物だった。 その指輪が、なくなったのだ。 友達と遊んでいるときの落したのだと、朝まではあったのだからと、公園を一人で探し回った。 でもなかった。そうしたらどんどん目に涙がたまっていって、最終的には覚束ない視界で必死に指輪を探した。 『どんなん?』 ひょい、と男の子が横にしゃがんだ。 私に視線を合わせて、じっと私を見た。 『えっと、真ん中に、赤い石が入ってるの』 『ふぅん』 歳のワリに達者な口調で、しっかりとした態度で、男の子は私と一緒に指輪をさがしてくれた。 それでも見つからず、私は更に悲しくなった。 『もうなくなや。しょーがないやん、なかったんやし』 『…っでも、うわあぁぁん…っ』 『あーもー…しゃーないなぁ…』 男の子は一度大きなため息をついて、それから自分の首にかかっていたクロスのネックレスを外した。 銀色で周りが青く縁取られていた。 そのクロスのネックレスには付属で指輪がついていて、クロスと同じく周りが青く縁取られている。 その指輪だけをネックレスから取り外して、私の手に置いた。 『あげる』 『え?』 『それやるから、元気だせ!』 そう言って、ニッコリと笑った。 笑顔の似合う男の子だなと、その瞬間、同時に私は恋に落ちた。 『あ、もうこんな時間やん!やばっ俺帰るわ!んじゃ!』 『あ、…っ待って!名前!』 『俺?小池徹平!お前は?』 『わ、たし… 凪!』 『そっか!また会えるとええな! 凪 !』 そうして彼とは一度別れた。 その晩、母にこの近くに小池という名前の人はいるかと尋ねた。 だがこの近くに小池という苗字を持った人はいないと言われた。 きっと他の地区から来たのだろうとその時はあんまり深く考えなかったが、それから数ヶ月。 まったく会うことのない彼に会いたくなった。 だが手がかりといえば名前と、この指輪くらい。 私は諦めた。世界には人が多すぎた。この中で探し出すのはいくらなんでも困難のワザだろう。 それから、数10年がたったある日――… 私は高校生になっていた。 九州で言っても田舎である大分県の県立高校で、いつものように友達と遊んで帰った。 本屋で買った雑誌や漫画を部屋で寝転んで見ていた。 ページを跨ぎ、読み終わったら次のページへと…… そこでふと、手が止まる。 「あれ…?」 目に写ったのは、銀色の、ネックレス? 「小池、徹平――…」 ドラマにもでる、歌手としても活動している、芸能人。 それが、ひっかかる。次元の違う人じゃないか。 ただ、その指輪と、名前と――――…その、笑顔に……。 最初から、何かに取り付かれたように一字一句を零さないようにインタビューを読んでいく。 付属の写真には、ネックレスをかかげて笑っているその人。 そうして私は、時が止まったのかと思った。 『Q5.初恋の相手は?』 『小さい頃、どこだったか覚えてないんやけどどっか公園で会った女の子でした。その時に俺が持ってた指輪付きネックレスの指輪をあげたんですよ。ちなみにこっちがそのネックレスです。ツインテールの似合う子だったと思います』 そうしてまさしく、私の手元にある、少し錆びたもう指には入らないような小さな指輪。 「あ、あ…!」 もしも、この人があの時の男の子だったのならば。 この10年間…思い続けた私の恋は、儚く散ることとなる。 だけど、だけど。 かみさま、ありがとう。 「じゃあいってきます!」 「いってらっしゃい。気をつけてな」 「はーい!」 こうして今。 何故彼とまた一緒にいるのか。 それはきっと神様がくれた百億のキセキと、きっと想いの力。 それだけでいい。それだけで嬉しい。本当に。 あなたと一緒にいる未来が。 「ただいま、徹平!」 ただいま、おかえり 『指輪、まだ持っとる?』 『当たり前!』 『はは、俺と 凪 を繋ぐ宝やもんなー』 『そーだよ!絶対、失くさないし!』 『まあ、でも流石に結婚指輪は別に買ったほうがええよな?』 『……へッ!?』 『ははは。ほなジュエリーショップ行こか♪』 『ちょ…ッ徹平!?』 PR コメントを投稿する
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雅の生存確認所
カウントダウン 踊る徹平♪ ボーカロイド 最新TB
プロフィール
HN:
櫻井 雅
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
読書
自己紹介:
どうも、櫻井雅です。
嵐、復活を中心に 愛を叫んでおりますwww (3次元と2次元が混ざっとるぞ!) ちまみに復活はマンガのほうのみです。アニメははっきり言いますと あまり好きじゃありません・・・。 ☆好きな歌手☆ ・嵐(とくに櫻葉・ピノコンビ好きぃです) ・WaT(というか小池徹平) ☆好きなアニメ(マンガ)☆ ・リボーン ・君と僕。 ・紅心王子 ・しゅごキャラ ・夢水清志郎事件ノート ・さくら前線 ・ラブ☆コン ・黒執事 ・鋼の錬金術師 ↑再び放映決定! (再放送ではありません) ・今日からマ王 ・アリソン ★好きな小説★ ・キノの旅 ・僕は王様シリーズ ・今日からマ王 こんな感じの雅ですが、 よろしくお願いしますm(_ _)m (09.04.04更新) ブログ内検索
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